FXの真実

photo by garybembridge and Sander van der Wel

日本は一瞬にして通り過ぎた、LIBOR事件ですが金融界では大騒ぎです。

LIBORとは、ロンドン銀行間取引金利といって銀行間で貸し借りするときの基準となる金利。
FXでいうとポンドを売買したときのスワップや、CFDの金利などが関係しています。

その数字をバークレイズ銀行が不正に操作していた疑いがあるということです。

その前社長(事件後辞任)ボブ・ダイヤモンド氏、3年前はごっつスマイルで「ガイアの夜明け」(2009年9月15日放送)に出演してました。

2009年のボブ・ダイヤモンド氏

Robert Edward “Bob” Diamond Jr.(Wikipediaより)なので
「ガイアの夜明け」ではロバート・ダイヤモンド社長と紹介されてました。

破綻したリーマン・ブラザーズのビルと人材を買い取りぼろ儲けでウハウハだったようです。


現在のボブ・ダイヤモンド氏(事件前、Photo by World Economic Forum)

バークレイズは創業300年以上の老舗で堅実経営だったはずなのですがどうしたんでしょうか。。。

アルゴリズム取引

バークレイズがリーマンのビル・人材を買い取りどうやってぼろ儲けしているかというと、アルゴリズム取引です。(もちろんその他の要因もあります)別名プログラミング売買とか、自動売買などといったりします。

ちまたに転がっている自動売買プログラミングとはわけが違い、取引所と直につながっており、
一瞬で大量の取引をすることが可能です。情報や環境でかなり有利です。
また、優秀な人材によって開発・管理されており、がっぽがっぽ儲かるというわけです。

それだけではなく、金利を不正操作していたなんて・・・。

photo by 401(K) 2012
photo by 401(K) 2012

ビッグプレイヤーの稼ぎ方

バークレイズと同様に、他の銀行や投資銀行もアルゴリズムでがっぽり儲けています。

そういう市場のビッグプレイヤーはそれまでどう稼いでいたかというと、定番なのがインサイダー情報を利用しての売買。

インサイダー

昔からありますが内部関係者しか知りえない情報でがっぽり儲ける方法です。
もちろん、法律で厳しく取り締まっているのですが、無くなることはなく今でもあります。

昔はそれで会社を大きくしていたようです。

それと、違法ではない方法で確実に儲ける方法がサヤ取りです。

サヤ取り

サヤ取りとは、同じような商品でも異なる市場で売買価格が違う場合、いずれ価格が同じになるのを見込んで高いほうを売り、安いほうを買うという方法です。

例えば、りんごの値段が北海道120円と沖縄100円で違った場合
(配送時間や送料などは無いものとする)。
沖縄でりんごを買い、北海道でりんごを売れば20円儲かるわけです。

昔はネットが無かったし、なかなかそういう情報を手に入れることが難しかったのです。ビックプレイヤーたちは銀行間のネットワークで情報をつかみ、リスク無しでぼろ儲けしていたようです。しかし、通信設備の発展により情報に差が少なくなり、サヤ取りは難しくなってしまいました。

ちなみにヘッジファンドも売買に対してヘッジ(保険:相反関係にある商品を逆取引する)をかけるというサヤ取りのような売買をしていたようですが、今は安全性は無視で、リスクばかりとって大儲け・大損しておりますが。

デリバティブ

サヤ取りができなくなると、今度は金融商品を独自に開発して売り出すようになります。

それをデリバティブといって、金融商品から新たな金融商品を作るのです。
金融商品は腐るものではないので、縦横無尽に作り出すことができます。

例えば、先ほどのりんごの例でいくと、沖縄で「北海道でりんごを120円で売る方法」という情報を売り出したら、
20円確実に儲けられるわけですから、売れるわけです。
これはただ情報を売っているだけで、りんご自体は動いてませんが、ぼろ儲けです。

それがオプションであったり、先物であったり

また、モーゲージ債という住宅ローンから金融商品を産み出したり、
企業の倒産リスクからCDSという金融商品を産み出したり、それらをごちゃまぜにしたCDOというものを作ったり。
死亡率を金融商品にしたものがあるとか・・・。

それがまぁ、儲かったわけですよ!!

ビックプレイヤーの失敗

しかし、そんなぼろ儲けの金融商品ですが、あまりに作りすぎ複雑になりすぎます。

そして暴落・・・リーマンショックとなるわけです。
やりすぎで分けがわからなくなり、無価値のものまでごちゃ混ぜにしたことにより、不審感が一気に広がり崩壊したのです。

最近もJPモルガンがデリバティブで3500億円ほどの損失を出したばかり。

アルゴリズム取引もいくら優秀な人材・プログラムがあろうと完璧なはずはなく、
昨日のニュースでは極秘データを不正入手して取引しているという情報が。。。

そうやって金融業界は儲ける方法を見つけては壊れ、不正しては暴かれの歴史なのです。

これからもインサイダー情報、優秀な人材、高度なアルゴリズム、高額報酬を揃え、また法の抜け道を探したりして、金のなる木を見つけては壊していくことでしょう。

Photo by Willem van Bergen
Photo by Willem van Bergen

ビックプレイヤーへの挑戦

FXの話はあまり出てきませんでしたが、FX市場の向こう側にはそういったビックプレイヤーが罠を張って待っているわけです。

そんな人たちに勝つことができるのでしょうか?

また、ビックプレイヤーでさえも大損することもあるのです。

そんな市場で勝つことができるのでしょうか?

 

実は!特別な自動売買プログラミングがあるんです!
Photo by Tarkowski?

 

というのは詐欺情報商材の手口で、

ひたすら勉強か天賦の才に賭けるしかないでしょう。過酷な世界なのです。。。

でも、武器の差はあれど(棒切れとマシンガンほど)世界中の強豪達と同じフィールドに立てるというのがFXの魅力ではないでしょうか?
もしかしたら、一発逆転もありえますし。

ということでお勧めの本です

これからパンローリングの投資本を読む人へ (PanRolling Library)

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塩見努
パンローリング
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基本なんて無いようなものですが、最低限これぐらいは知っておいたほうがいいことが書かれています。

投資本を50冊以上読め、1000回以上の売買経験をしろなど。
私は投資本(金融史なども含めて)80冊ほどありますが、読めているのは半分ぐらいでなので、まだまだですね~。

これからこのブログで投資本の紹介もしていくかと思いますので、よろしくお願いしますpush button

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